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【2021年版】偶数番と奇数番で偶数番の方が成績がいいって本当なの?

卍指数のファクターにも使われていることで有名な馬番の「偶数番」「奇数番」

ゲートに後入れになる偶数番の方が有利で、そこに回収率的な妙味のあるものってやつですね。

ただ、かなり浸透してしまったので回収率としての旨味はなくなってきている可能性があります。

また、本当に偶数番の方が奇数番よりも有利なのでしょうか?

そこの有利不利については的中率(勝率、複勝率)で判断できるので、過去データを使って検証してみます。

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2020年の成績

まずは直近のデータから。2020 年の 1 年間のデータを使って成績を見てみましょう。

全体

芝・ダートを含めた全体成績からです。
(障害レースは含みません)

勝率も複勝率もそれほど差はありません。回収率は偶数番の方がいいですね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.3% 21.8% 83% 75% 1662 – 1618 – 1673 – 17803 / 22756
奇数 7.0% 21.2% 70% 73% 1678 – 1712 – 1663 – 18755 / 23808

次に芝のレースに絞ってみましょう。

芝は、ダートに比べると出遅れの挽回ができることから、そこまで奇数番の不利が言われているわけではありません。

結果的には、勝率と複勝率は偶数番の方が若干いいですね。回収率もです。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.6% 22.3% 88% 76% 842 – 808 – 832 – 8653 / 11135
奇数 7.1% 21.6% 71% 72% 831 – 857 – 844 – 9169 / 11701

ダート

次にダートのレースに絞ってみましょう。

上でも触れましたが、データを見る前まではダートの方が奇数番が不利という認識でした。

確かに少しだけ偶数番の方が成績がいいのですが、芝のレースに比べると差はありません。

同じ認識の人が多いのか、偶数番の回収率に妙味がなくなっていますね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.1% 21.3% 79% 73% 820 – 810 – 841 – 9150 / 11621
奇数 7.0% 20.8% 69% 74% 847 – 855 – 819 – 9586 / 12107

1コーナーまでの距離が短いコース

ここまで、馬番の偶数番と奇数番について、芝とダート別の成績をチェックしてきました。

勝率や複勝率の僅かな差はあれど、大きな有利・不利は見つかりませんでした。

回収率は偶数番の方がいいので、偶数番の方がチャンスがあるのは確かなのですが、もう少し明確なデータが欲しいところです。

そこで、1 コーナーまでの距離が短いコースだと、スタートの後手や出遅れが致命的になるのではないかと推測してみました。

最初のコーナーまでの坂の有無や、ゴールまでに通過するコーナーの数などはここでは考えないことにします。

コース別に絞ると母数が少なくなってしまうので、2016~2020 年の 5 年間のデータを使用します。

東京 芝2000m

古い話ではメジロマックイーンの降着事件が有名ですが、秋の天皇賞が行われる舞台です。

最初のコーナーがスタート直後(120~130mくらい)にあるので、ポジション取りに気を使うコースです。

偶数番が有利かな?っと思いましたが、奇数番の方が成績がいいですね。

直線が長くて広いコースだけあって、最後に脚が使える馬であれば奇数番は関係なしでしょうか。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 8.1% 24.9% 62% 67% 93 – 96 – 96 – 858 / 1143
奇数 8.6% 25.4% 69% 72% 106 – 103 – 103 – 915 / 1227

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

1 コーナーまでの距離が短いだけあって 1 枠の成績が飛び抜けていいですね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 13.4% 33.3% 114% 78% 31 – 25 – 21 – 154 / 231
2枠 8.7% 24.0% 60% 54% 21 – 19 – 18 – 184 / 242
3枠 8.1% 27.5% 89% 96% 21 – 24 – 26 – 187 / 258
4枠 8.4% 24.9% 59% 54% 23 – 22 – 23 – 205 / 273
5枠 7.7% 25.3% 53% 80% 23 – 26 – 26 – 222 / 297
6枠 7.4% 23.3% 39% 79% 24 – 21 – 31 – 250 / 326
7枠 7.1% 22.0% 71% 52% 26 – 29 – 25 – 284 / 364
8枠 7.9% 24.3% 56% 67% 30 – 33 – 29 – 287 / 379

中山 芝2500m

有馬記念の舞台も最初のコーナーまでの距離が約 200m と短いです。

枠順(馬番)の公開抽選会でも、外枠は引きたくないと関係者が口を揃えて言ってますよね。

このコース自体、施行レース数が少ないのでどこまでアテになるデータか判断が難しいところですが。

ただ、予想に反して奇数番の方が成績がいいですね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.0% 24.1% 48% 53% 21 – 23 – 28 – 227 / 299
奇数 9.3% 25.1% 95% 63% 29 – 27 – 22 – 233 / 311

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

こちらも 1 枠の成績がいいですね。勝ち切るなら 8 枠もチャンスでしょうか。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 13.1% 31.1% 80% 65% 8 – 6 – 5 – 42 / 61
2枠 4.9% 23.0% 27% 49% 3 – 4 – 7 – 47 / 61
3枠 7.2% 20.3% 72% 49% 5 – 3 – 6 – 55 / 69
4枠 6.9% 29.2% 56% 65% 5 – 9 – 7 – 51 / 72
5枠 6.2% 25.9% 16% 52% 5 – 8 – 8 – 60 / 81
6枠 7.1% 23.5% 76% 54% 6 – 10 – 4 – 65 / 85
7枠 6.7% 24.4% 25% 59% 6 – 5 – 11 – 68 / 90
8枠 13.2% 20.9% 200% 68% 12 – 5 – 2 – 72 / 91

中山 芝1800m

中山のマイルが内枠有利で外枠不利というイメージが強いですが、最初のコーナーまでの距離が短いのは 2500m の次に 1800m になります。

この 1800m はゴール前の急坂からスタートするので、最初のコーナーまではそこまでスピードが上がらないのかもしれませんね。

ちなみに 1600m はポケット地点からのスタートで、いきなり下りということもあり最初のコーナー(2コーナー)までのポジション争いが激しくなるのでしょう。だから外枠が辛いということですね。

さらに、偶数枠より奇数枠の方が好成績となりました。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.3% 21.2% 64% 61% 84 – 86 – 75 – 908 / 1153
奇数 7.7% 23.9% 66% 78% 94 – 92 – 104 – 925 / 1215

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

上り坂ということで、1 枠は上手くポジションが取れないと逆に致命的というデータになりました。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 6.4% 18.9% 49% 53% 15 – 14 – 15 – 189 / 233
2枠 9.2% 20.9% 108% 48% 23 – 19 – 10 – 197 / 249
3枠 7.3% 22.6% 44% 71% 20 – 22 – 20 – 212 / 274
4枠 7.9% 21.4% 39% 70% 23 – 17 – 22 – 228 / 290
5枠 7.9% 23.9% 66% 62% 24 – 28 – 21 – 232 / 305
6枠 6.8% 23.6% 84% 77% 22 – 20 – 34 – 246 / 322
7枠 7.0% 24.0% 75% 92% 24 – 24 – 34 – 260 / 342
8枠 7.6% 23.8% 58% 74% 27 – 34 – 23 – 269 / 353

中京 芝1600m

中京競馬場は芝のコースラインナップが多いですが、その中でマイル戦が最初のコーナーまでの距離が短いです。

全体的に堅く収まる傾向にあるコースで、偶数番が有利な傾向は見受けられませんでした。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.2% 22.8% 59% 65% 75 – 82 – 81 – 806 / 1044
奇数 7.5% 21.3% 55% 60% 81 – 74 – 76 – 854 / 1085

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

このコースでは枠番による有利不利は見受けられませんね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 7.3% 20.5% 90% 70% 17 – 14 – 17 – 186 / 234
2枠 5.8% 22.3% 23% 58% 14 – 22 – 18 – 188 / 242
3枠 8.3% 22.4% 98% 70% 21 – 19 – 17 – 197 / 254
4枠 6.8% 19.6% 49% 54% 18 – 18 – 16 – 213 / 265
5枠 4.8% 21.7% 20% 61% 13 – 17 – 29 – 213 / 272
6枠 7.8% 23.0% 64% 68% 22 – 28 – 15 – 218 / 283
7枠 9.3% 22.5% 72% 59% 27 – 17 – 21 – 224 / 289
8枠 8.3% 23.8% 41% 60% 24 – 21 – 24 – 221 / 290

東京 ダート1600m

芝のコースでは、最初のコーナーまでの距離が短くても偶数番が有利というデータは見つかりませんでした。

ダートコースではどうでしょうか。

東京のダート 1600m は芝スタートなので、ダートといっていいかどうか微妙ですが・・・。

若干、偶数番の方が成績がいいですが、回収率含め特別扱いするようなデータではありません。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 6.9% 20.4% 67% 70% 279 – 271 – 277 – 3228 / 4055
奇数 6.5% 19.7% 77% 70% 270 – 278 – 271 – 3333 / 4152

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

8 枠の成績がいいことで有名なコースですが、やはりその通りの結果でした。

1 枠だけは避けたいですね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 5.0% 14.2% 45% 55% 46 – 42 – 41 – 782 / 911
2枠 5.7% 18.7% 72% 74% 55 – 57 – 68 – 783 / 963
3枠 6.3% 19.0% 98% 70% 63 – 65 – 63 – 812 / 1003
4枠 7.3% 20.2% 53% 65% 76 – 61 – 72 – 826 / 1035
5枠 5.7% 19.6% 68% 65% 60 – 71 – 75 – 845 / 1051
6枠 7.6% 22.3% 61% 75% 81 – 84 – 74 – 832 / 1071
7枠 6.7% 20.2% 88% 77% 73 – 87 – 60 – 867 / 1087
8枠 8.7% 25.0% 88% 80% 95 – 82 – 95 – 814 / 1086

中京 ダート1800m

最初のコーナーまでの距離が 300m 近くあるので、めちゃめちゃ短いわけではないですが、全体的にはギリギリ短い部類に含まれるコースです。

特に偶数番が有利な傾向は見受けられませんでした。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.1% 22.2% 84% 73% 137 – 146 – 144 – 1493 / 1920
奇数 7.0% 20.3% 86% 70% 141 – 134 – 133 – 1600 / 2008

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

最初のコーナーまでの距離が 300m 近くになると、ダートでも 1 枠の不利は軽減されそうです。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 8.8% 22.6% 119% 75% 35 – 27 – 28 – 309 / 399
2枠 7.4% 25.8% 81% 84% 32 – 38 – 42 – 322 / 434
3枠 8.1% 20.7% 70% 77% 37 – 33 – 24 – 360 / 454
4枠 7.8% 20.2% 58% 70% 38 – 29 – 32 – 391 / 490
5枠 5.8% 22.0% 50% 65% 30 – 42 – 41 – 401 / 514
6枠 7.4% 21.4% 123% 75% 40 – 42 – 33 – 422 / 537
7枠 6.8% 21.7% 62% 67% 37 – 41 – 41 – 429 / 548
8枠 5.3% 16.8% 116% 63% 29 – 28 – 36 – 459 / 552

阪神 ダート1800m

こちらも中京のダート 1800m と同じくらいの距離になります。

回収率的には偶数番ですが、馬券に絡む確率では差が見受けられませんでした。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
偶数 7.2% 22.1% 90% 74% 275 – 278 – 287 – 2964 / 3804
奇数 7.4% 21.9% 65% 70% 295 – 294 – 281 – 3103 / 3973

参考までに、このコースの枠番別の成績は以下の通り。

中京のダート 1800m と違い、こちらは外目の枠の方が成績がいいですね。

項目 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率 着度数
1枠 6.2% 19.0% 62% 65% 50 – 38 – 64 – 650 / 802
2枠 5.7% 22.4% 63% 68% 48 – 69 – 72 – 655 / 844
3枠 6.9% 22.2% 75% 76% 62 – 57 – 81 – 701 / 901
4枠 7.9% 21.0% 56% 63% 76 – 76 – 50 – 758 / 960
5枠 7.6% 20.7% 63% 64% 77 – 64 – 68 – 802 / 1011
6枠 8.0% 22.9% 129% 81% 85 – 88 – 69 – 814 / 1056
7枠 7.2% 22.1% 78% 70% 78 – 88 – 74 – 846 / 1086
8枠 8.4% 24.7% 82% 87% 94 – 92 – 90 – 841 / 1117

まとめ

馬番の偶数番と奇数番について調べてみました。

結果、勝率や複勝率に大きな差は見受けられませんでした。

よって、以下のことが言えます。

・芝コースは偶数枠の勝率や複勝率が若干高い
・気性に問題がある馬の奇数番は警戒したい
・偶数番の回収率は奇数番よりは良い
・最初のコーナーまでの距離は成績には関係なさそう

話題になったファクターなので、偶数番の回収率が下がってきているのは仕方ありませんが、まだまだ使えそうですね。

芝よりもダートの方が勝率や複勝率がもっと高いと思っていたので、そこだけ意外ですが・・・。

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