普段は競馬メインの当サイトですが、仕事で少しだけ競輪に携わることがあり、車券にもチャレンジすることになりました。
競輪は初めてでしたが、競馬に比べるとファクターとなる要素が少なくて予想の幅は広くないです。
っと言っても、競馬では聞き慣れない用語がたくさん飛び交います。
・競争得点
・ライン
・地域連携
・スジ
・先行一車
また、レースが白熱するのは残り 1 周半くらいから
(400mバンクの場合)
競馬のペースアップするタイミングと置き換えると似ているかもしれませんが、そこからの展開の入れ替わりが激しすぎて全然ベツモノです。
今回は競輪初心者が覚えておくと楽しめることをまとめてみました。
競輪の基本
競輪場によって異なりますが、バンクの 1 周は「333m」「400m」「500m」の大きく 3 種類になります。
一般的なレースでは、このコースを 4,5 周して決着します。
冒頭でも少し触れましたが、競馬と大きく違うのは、レースが大きく動き出すのが「残り 2 周から 1 周半」ということ。
競馬だとスタートから大逃げする馬もいますし、3 コーナー手前からマクっていく馬も出てきますよね。
しかし競輪では、先頭を走る選手がモロに風の抵抗を受けてしまうので、そのまま 2km 近い距離を走ると大きな不利となります。逆に 2 番手以降の選手は、前の選手が風よけになってくれるので体力の消耗は最小限です。
よって競輪では、残り 1 周半くらいまで「誘導員」という出走メンバー以外の人が誘導するという特殊なルールとなっています。
レースを見てみるとわかりやすいですが、誘導員がいなくなるまでキレイな 1 列の隊列ができあがっています。
逃げ
競輪では、誘導員の直後を走っている選手が「逃げ」という扱いにはなりません。
残り 1 周半になった時に、果敢に先頭を狙っていくのが「逃げ」になります。
この「逃げ」のポジションを狙っているのが、出走メンバーの中で 1 人の場合もあれば 3 人の場合もあります。
当然、1 人しかいなければ、その選手は有利です。俗にいう「先行一車」というやつですね。
逆に複数の選手が「逃げ」を狙って競り合えば、後ろからマクったり、追い込んだりする選手にチャンスが多くなります。
もちろん強い選手なら、「逃げ」の争いに勝って、そのままゴールまで先頭を守ってしまいますけどね。
また競馬と似ているところでは、バンクの 1 周の距離が短い競輪場(333m)だと逃げ切りやすく、長い競輪場(500m)だと逃げ切りにくいです。
ライン(地域連携)
競輪を難しくしているところの 1 つに、「ライン」というものがあります。
(予想する上では面白いとも言えますが)
例えば、出走メンバーが 9 車の場合、9 人それぞれが単独で行動するわけではありません。
同じ都道府県や地域同士で、チーム(地域連携)を組むことが多いのです。
参考までに、2019 の「KEIRINグランプリ」の出走メンバーを見てみましょう。
No. | 選手 | 府県 |
---|---|---|
1 | 中川誠一郎 | 熊本 |
2 | 松浦悠士 | 広島 |
3 | 脇本雄太 | 福井 |
4 | 佐藤慎太郎 | 福島 |
5 | 清水裕友 | 山口 |
6 | 郡司浩平 | 神奈川 |
7 | 新田祐大 | 福島 |
8 | 平原康多 | 埼玉 |
9 | 村上博幸 | 京都 |
このメンバーの所属している都道府県から、以下のラインができることが予想されます。
わかりやすいところだと、「福島」のコンビ。
7.新田祐大
4.佐藤慎太郎
同じ地域だと、「広島」と「山口」のこの 2 人。
5.清水裕友(山口)
2.松浦悠士(広島)
また、「福井」と「京都」の 2 人も連携することが想定されます。
3.脇本雄太(福井)
9.村上博幸(京都)
ラインは多い時で 4 人くらいとなりますが、前を行く選手は仕掛けどころを担当し、後ろの選手が別のラインの動きをブロックする役割をします。
当然、強い選手がラインの中で前を担当し、後ろの選手は最後の直線までブロックをしつつ、最後は同じラインの選手を負かしにいきます。
ざっくりと説明しましたが、このラインについては細かく説明するとキリがないので、勉強する以外に覚える方法はありません。
また覚えたからといって、必ずしも思った通りにラインが機能するとは限りません。
当然ラインを組んだ方が、前を行く選手も 2 番手の選手も恩恵があるので、単独で走る選手よりは有利になるのは間違いないです。
競争得点
選手個々の能力の指標として、競輪の出走表には競争得点という項目が用意されています。
これは「直近 4 ヶ月」の成績をもとに算出されるので、出走メンバーの中で今、誰が強いのかを見分けるポイントになります。
しかし、これまで説明してきたように、戦法だったりラインだったり、能力値以外にレース展開を左右する要素があるので、競争得点だけで勝負がつくわけではありません。
ただ、同じラインに競争得点の高い選手が複数いれば、そのラインは強いという判断はできるでしょう。
もちろん、そのラインが仕掛けどころを誤れば、競争得点では劣るラインの方が負かしちゃうってことも普通にあります。
そう、競馬と同じで、競輪も理解すればするほど悩みが増えるのです・・・。
まとめ
競輪をやる機会があったので、自分なりに勉強したことをまとめてみました。
出走表を見ると、他にも「バック回数(B)」とか「スターティング回数(S)」など、多くの項目があって予想を悩ませます。
展開や強いラインを見極める予想の楽しさもありますが、どうせならスパっと的中させたいですよね。
また地域や年齢(若手が先輩に恩を売るとか)も絡んできたりして、素人には難しいイメージもありました。3 連単 200 円みたいなガチガチ配当なんて悲惨です。
ただ、出走メンバーが競馬に比べて少ない割に(多くて9人)、3 連単では万馬券も珍しくないので、そこに面白さは残っています。
ちょっと競輪をやってみたいなって思った人には、「オッズパーク」か「ケイドリームス」で契約するのがオススメです。
「ケイドリームス」は一攫千金の「ドカント」という投票システムが用意されているのが特徴です。競馬の WIN5 のような配当を狙いたい人にオススメ。
楽天ポイントで車券購入ができるので、ポイントでちょっと遊んでみたいなっていう場合に最適です。
「オッズパーク」は対応している競技が多いので、競輪以外(地方競馬など)の投票にも向いていて満足度が高いです。
競輪予想は、最初のうちは優秀な成績を残しているメルマガに頼ってみた方がいいですよ。
競輪初心者が最初にトライすることは以下のページにもまとめてみましたので、参考にしてください。

回収率重視の競馬予想が加速する中、的中すれば確実に儲かるように資金配分する馬券にも注目が集まっています。
当日買いの人にオススメしたいのが、以下の 2 つの馬券術。
・的中率 70% の単勝馬券
・3 連複を中心とした投資馬券
どちらも高い的中率のゾーンを狙う馬券術のため、レースの締め切り 5 分前くらいまで時間を使える人に適しています。