馬券術

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

なかなか馬券が当たらない

競馬予想紙、予想サイト、自分予想、何に頼ってもハズれる・・・

そんな時期ってありますよね。

隣では、競馬初心者が馬の名前やパドックの直感だけで馬を選んで高配当を当てている。

競馬場ではそんなことは日常茶飯事です。

そこで今回は、馬や騎手の能力ではなく、その日のバイオリズムや生まれ持った相性がレースに影響するのか、そんな視点で検証してみました。

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能力以外のファクター

早速ですが、能力以外のファクターとして考えられるものを考えてみます。

能力以外のファクター

・運勢
・風水
・占い
・サイン
・バイオリズム
・誕生数

はい、かなりオカルトちっくなものが並びましたね。

ちなみに、オカルトというのは英語で、「秘学・神秘(的なこと)」「超自然的なもの」という意味だそうです。

日本でオカルトというと、ちょっとバカにしたような扱いを受けますが、やはり何かしら影響力のあるものとして意識する人も多いのは事実ですよね。

なぜバカにされる傾向にあるのかというと、競馬のサイン予想もそうですが、ピタリとハマった時の印象が強いだけで母数が少ないからです。

アメリカで 9.11 のテロが起こった年は、有馬記念でマンハッタンカフェとアメリカンボスで決着し、その年を表した結果になったと世間も騒いだものです。

私はその日、アメリカンボスから馬連総流しを買うために WINS 神戸に寄ろうとしていたのですが、並んだのは馬券の券売機ではなくルミナリエの行列でした。

当然、馬券は買えなくて馬連 48,650 円を取りこぼしたわけですが、この時ほど女性のデートのこだわりが邪魔くさいと感じたことはありません。

さて話が逸れましたが、競馬のレースは人間がすることなので当然ミスが起こるものですし、ましてや馬という動物が相手なので、スムーズにいくことの方がマレだと思います。

ある程度は馬の能力差で人気通りに決着する傾向がありますが、少しのミスで順位は入れ替わるから、荒れるレースも出現するのですよね。

そこで科学的には立証されていないですが、バイオリズムや数秘術を使って出走する馬に重みづけをしてみたいと思います。

そもそもバイオリズムが馬にも適用できるものなのかわかりませんが、生年月日があればなんとでもなります(笑)

バイオリズムの計算と適用するファクター

バイオリズムと聞くと、下記のようなグラフをイメージされる方が多いと思います。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

その通り、バイオリズムには 3 種類の要素があって、それぞれ周期が異なるので上記のようなグラフで表現されます。

・身体(Physical)
・感情(Sensitivity)
・知性(Intellectual)

身体は体力や耐久力を表すので、馬にとってはレースで重要なスタミナやエネルギーに直結します。

感情は気分や神経を表すので、馬の気性や精神面として関連してきます。

最後の知性は馬に関係なさそうですが、記憶力や集中力はレースに影響しそうと考えます。

同時に、これらの要素は馬を操縦するジョッキーにも関わってきます。

どの要素も重要ですが、馬は「身体」の状態が一番重要で、ジョッキーは「知性」ではないかと私は考えています。

まず、馬が自身の能力を発揮できる状態にないと、騎手が好騎乗しても、その週の調整(調教)がうまくいってもムダになってしまいます。

また、馬の状態が抜群でも、騎手の判断が悪いとスムーズなレースができないかもしれません。

もちろん、レース自体は短い時間で終わってしまうので、それぞれの要素がレースのどの部分で影響したとは判別できませんが、ジョッキーや調教師のレース後のコメントを見てみると要所要所で関わっていることは間違いなさそうです。

参考までに、バイオリズムの説明や計算プログラムで参考になったサイトを紹介しておきます。冒頭のグラフも下記のサイトで表示されたものになります。

これらの知識を活用して、競馬予想に活かせるものがないか検証していきましょう。

バイオリズムの重みづけ

馬にもジョッキーにも生年月日があるので、バイオリズムの計算が可能だということはわかりました。

では、それぞれ算出された数値をどのように予想に取り入れるのがいいのでしょうか。

ちなみに、バイオリズムの数値は 1 から -1(マイナス1)の間で結果が出ますが、ここではわかりやすく 100 から -100 に置き換えます。

・3要素ともにプラスの場合を対象とする
・特定の要素が90を超えていたら対象とする
・馬を騎手よりも高く評価する
・騎手を馬よりも高く評価する
・3要素の平均で考える

実際に正解というものがないので、何に重きを置いたらいいのか難しいところではあります。

短期的な結果を見ても評価できないと思うので、自分が納得する形で作ってしまうのがいいでしょうか。

試しに、12/14 のレースでチャレンジしてみます。

以下は中京 12 レースの、2 勝クラスの平場レースです。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

ここでは、馬と騎手それぞれ、バイオリズムの PSI の 3 要素を平均した値を使っています。

括弧の中の数値は 3 要素の中でバイオリズムの数値がプラスのものの数です。

その結果、「スイーズドリームス」と「ハトホル」が PSI すべてでプラス、そして平均値も 80 を超えていて高評価となります。

騎手についても、この日の「吉田隼人」「菱田裕二」ジョッキーはまずまずといったところでしょうか。3 要素ともプラスの「吉田隼人」ジョッキーの方を評価したくなる気もしますが。

さて、レースの結果はどうだったでしょうか?

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

「スイーズドリームス」は 4 番人気で 5 着、「ハトホル」は 9 番人気 2 着でした。

上位 5 頭は着差的には僅差でしたので、この 2 頭とも勝ち負けに加われていましたね。

よって、やはり馬のバイオリズム重視でいいのではないかと思います。

ジョッキーの好調さも重要

先ほどの 12R の例では、バイオリズムの好調な馬 2 頭が掲示板に絡んできました。

では、好調のジョッキーはどのように評価するのがいいのでしょうか。

次に中山 11R のターコイズ S のバイオリズムを見てみましょう。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

こちらはバイオリズムが高いというわけではないのですが、平均値の上位 2 頭が掲示板を争いました。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

これだけ見ると先ほどの中京 12R 同様に、この馬たちのバイオリズムをジョッキーよりも評価して良さそうなのですが、勝利したのはバイオリズムがマイナスの馬です。

実は中京 12R の勝ち馬も、バイオリズムはマイナスだったのです。

よって馬のバイオリズムだけでは馬券的中とはいきませんでした。ワイドなら別ですが。

ちなみにターコイズ S の勝ち馬はルメールのコントラチェックですが、ルメールのバイオリズムに注目してください。

PSI すべての要素でプラスで、平均値も 72 と高い数値になっています。

いつもかもしれませんが、この日のルメールはバイオリズム的にも好調だった可能性があります。

デンコウアンジュも僅差で 3 着争いに加われませんでしたが、馬とジョッキーのバイオリズムが高かった両者が馬券に絡みそうな勢いでした。

偏りがあった時だけ買うのがベター

あれから 2 週間、いろいろな方向から試してみました。

最終的に、ジョッキーは同じ日に何度もレースに乗るのでレース単位ではバイオリズムをアテにしにくいのかなと感じています。

一般的には 70 を超えれば好調期、-70 を下回れば不調期、0 付近が不安定期ということなので、この辺だけ狙うのもアリです。

例えば、12/22 に行われた「有馬記念」。私はリシュグラシューを本命予定だったのですが、これを見てフィエールマンと 3 枠を中心にしました。

そして、アーモンドアイには不安定期の「危」マークがありますね。まあ、偶然だとは思いますが、アーモンドアイは沈みました・・・。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

まあ、フィエールマンの複勝に突っ込んだ私も、4 着で不発だったわけですが・・・。

さて、もう 1 レース。

有馬記念の裏の阪神メインレースに、すべての項目が好調期の馬が 1 頭だけいました。

そう、ミスディレクションです。

競走馬やジョッキーのバイオリズムはレースに直結するのか

複勝メインで、他の好調馬相手に馬連なども購入してみましたが、これが見事にハマりました。

ただこの日、PSI すべての項目が◎になった馬はミスディレクションだけでした。

2 着で複勝や馬連が当たったとはいえ、1 レースだけでは判断できないですね・・・。

これまでの傾向から、バイオリズムの好調期が際立った馬だけを狙って「複勝1点」なら楽しめるかなと感じています。

ただ、100 レースくらい試してみないと何とも言えないところです・・・。

好調馬の複勝成績

先ほどの有馬記念の裏開催の阪神メインなどを参考に、すべての項目について閾値を超えた馬の複勝成績を見ていきましょう。複勝を 100 円分購入し、的中した場合は配当金額を、不的中の場合は 0 円で表記します。

同じレースに該当馬が複数いた場合は、最大で 3 頭までは同時購入することとします。全部的中の可能性がありますからね。バイオリズムの合計値が 1 番高い馬のみでもいいのですが、それは結果をみてから精査しても遅くありません。

参考までに、合計値が高い方の馬を上部に記載するようにします。

日付 レース 馬名 着順 払戻
2019-12-22 阪神11R ミスディレクション 2着 290円
2019-12-21 阪神10R スズカフリオーソ 2着 840円
2019-12-21 阪神10R ショートストーリー 16着 0円
2019-12-15 中山7R アポロプリンセス 9着 0円
2019-12-15 中山12R ゴールドアックス 14着 0円
2019-12-15 中京8R レオンドーロ 4着 0円
2019-12-15 中京12R ウインスラーヴァ 9着 0円
2019-12-14 中京6R クイーンズトゥルー 9着 0円
2019-12-14 中京9R デュアライズ 1着 180円
2019-12-14 阪神8R キクノフェリックス 10着 0円
2019-12-08 阪神12R メイショウキタグニ 12着 0円
2019-12-08 阪神12R クラシコ 4着 0円
2019-12-08 中京2R ヒロミ 4着 0円
2019-12-07 阪神10R セントウル 7着 0円
2019-12-07 中山8R シュピールカルテ 9着 0円
2019-12-07 阪神11R ウインストラグル 16着 0円
2019-12-07 中京9R セイカヤマノ 5着 0円

結果、12 月は 17 頭が該当して、複勝の払い戻しは 1510 円となりました。

母数が少ないので何とも言えませんが、対象レースもそれほど多くないので、年間通して的中率や回収率が高ければ複利馬券で遊んでみたくなりますね。

まとめ

完全にオカルトの領域で、しかも今回の手法も確立したものではありません。

偶然にもバイオリズムが高い馬やジョッキーが上位を独占することがあるかもしれませんし、ダントツ人気の高バイオリズムの馬がシンガリ負けをするケースもあるかもしれません。

バイオリズムが科学的に立証されていれば、今ごろ多方面でたくさん活用されているでしょうし、ここはもう趣味や興味の次元ですね。

よってバイオリズムは補助的な位置付けとして、純粋に馬の能力など、人気馬を重要視することは避けられません。的中率がある程度ないと、資金が先に尽きてしまいますからね。

自分の予想がうまくいかない時期はブレが生じやすく、他のものに頼りたくなってしまいます。

有名な予想家のようにブレずに自分の理論を貫き通せる人もいますが、多くの人は浮気をしてしまうものです。

私もメルマガで配信しているキャリア指数だけを実践していれば、馬券でプラス収支が達成できていましたが、いろいろな馬券術を試したり、自分予想をしてみたりでマイナス収支です。

やはり楽しく予想できて、しかも的中して儲かる。そんな競馬が楽しめるのが理想ですね。

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